妊婦の方の歯科検診

横浜市緑区の中山駅からすぐ【みどり中山デンタルクリニック】では、2015年10月より
横浜市にお住いの妊婦様が安心して受けることができる歯科検診を横浜市より許可をいただき受付を開始しました。

妊娠中の女性は体調管理の難しさや精神的にもストレスなどで不安定になりやすいことは有名なことですが、お口の中も同じように不安定になることで虫歯や歯周病、妊娠中特有の症状が起こりやすくなります。
また、重度の歯周病により、早産・低体重児出産の頻度が高まる可能性も報告されています。お口の中の健康状態が、生まれてくる赤ちゃんに大きく影響する可能性があります。

横浜市は母子手帳発行の際に「妊婦歯科健診受診券」が一緒に発行されるため、12週から27週頃に無料で受けることができます。
横浜市でも一部の歯科医院となりますので、この期間に妊婦歯科検診の許可を得ている近くの歯医者さんで妊婦歯科検診をお勧めします。

妊婦歯科検診をお勧めする3つのポイント

  1. 妊娠中に起こりやすいお口の症状

    妊娠中に起こりやすいお口の症状

    妊娠中はホルモンバランスが崩れやすいこと、つわりなどでお口の中の唾液が少なくなることから、歯周病や虫歯になりやすいです。

    歯周病について
    歯周病は流産や切迫早産と関連があると報告されています。
    また妊娠中はホルモンバランスの崩れなどが原因で歯茎が腫れたりすることもあります。
    虫歯について
    妊娠中でも、安定期(16週〜)の歯の治療は可能です。その他の時期でも、お母さんの体の状態や治療内容によっては可能となります。
    妊婦歯科検診では虫歯のチェックも行いますので、妊婦検診を受けることをおすすめします。
  2. 妊娠中に歯が痛む場合や虫歯と思った場合

    妊娠中に歯が痛む場合や虫歯と思った場合

    妊娠中に虫歯などでお口の中に不安を感じたら妊婦歯科検診の許可を受けている歯科医院にご相談ください。
    妊娠中のかたがよく心配になるレントゲンや麻酔に関してもしっかりご説明いたします。

    レントゲンについて
    歯の痛みがある場合レントゲン写真を撮影する場合があります。
    みどり中山デンタルクリニックでは被ばく量の少ないデジタルレントゲンを導入しています。歯科用のデジタルレントゲンは、妊婦さんに用いても、無視できるレベルであるといわれています。
    麻酔について
    歯科治療で使用される局所麻酔は、おもに2%リドカイン製剤(オーラ注®)です。
    妊娠中にこの局所麻酔を投与してもお腹の赤ちゃんへの危険性はありません。疼痛によるストレスを考えると、安定期(16週〜)であれば局所麻酔は使用した方がよいでしょう。
  3. 横浜市の事業として妊婦歯科検診が無料で受けられる

    横浜市の事業として妊婦歯科検診が無料で受けられる

    横浜市内に住民登録のある妊婦の方は妊婦歯科検診を妊娠中の期間に1度だけ 無料で受けることができます。

    母子手帳の発行と一緒に「妊婦歯科検診受診券」が発行されています。(妊婦歯科健診受診券は母子健康手帳と一緒にお渡ししている、健診券綴りに入っています。)
    妊婦歯科検診を受けるには横浜市に妊婦歯科検診の許可を受けている歯科医院に妊婦歯科検診の予約をし、母子手帳、歯科検診受診券をもって受診をしてください。

妊婦歯科検診の流れ

妊婦歯科検診は12週以降の安定期に受けることができます。

妊婦歯科検診の流れ
  1. ネット予約かお電話で予約
  2. 母子手帳の必要事項に事前に記入をお願いします
  3. 検診
  4. 必要があれば歯科治療

お口に不安を感じたら歯科検診

お口に不安を感じたら歯科検診

歯の治療の中には時間がかかるものもあります。また、妊娠期の体調変化やお母さんの体と生まれてくる赤ちゃんへの影響、精神的な負担を考えると、妊娠時や出産後の授乳・育児の期間に歯科治療を受けなくてすむように事前に健診や治療を受けるようにしましょう。
現在では、歯周病と早産や低体重児出産との間に関連があるとの報告もあります。
これを機会に、一度歯科で健診を受けてはいかがでしょうか