皆様こんにちは
みどり中山デンタルクリニックの伊藤です
春とは思えないような寒さの日が続きますが、体調管理に気を付けて毎日元気に診療しております。
今回は前回に引き続き滅菌器のお話です。
当院では世界最高水準レベルの滅菌器を使用して
道具を滅菌しているお話をしました。
滅菌にも色々な方法がありますが
ほとんどの歯医者さんでは高圧蒸気滅菌機(オートクレーブ)を使用しています。
オートクレーブには
クラスB、クラスS、クラスNの3つの分類があります。
クラスBはあらゆる種類・形状の被滅菌物を滅菌できます。
当院でも使用している全て器具を完全に滅菌することができる
世界基準レベルのオートクレーブになります。
クラスSは滅菌パックに入ったものは滅菌出来ますが、
タービン、つまり歯を削るドリルをつける器具や
電動ドリルみたいな複雑な器具の滅菌は出来ません。
クラスN滅菌機は簡単な器具の滅菌は出来ます。
しかし滅菌パック(食品の真空パックをイメージしてください)に梱包してしまったものは滅菌出来ません。
滅菌器で滅菌ができない?
とても不思議ですよね(・Θ・;)?
実は日本の歯医者さんでクラスBを導入しているのはごくわずかなんです。
滅菌機に滅菌できるグレードがあることを知らない先生もいらっしゃるかもしれません。
また図体が大きいのに中に入る量は少ないので一日に何回も滅菌機を回さないといけません。
結構大変です。
当院では医療機関に従事する者の責任として、衛生管理をしっかり行い
大切な患者様をお守りするのはもっとも重要なことと考えております。
安心に安全に治療を受けていただける環境を作るためにも
こういった手間のかかることも入念におこなっています。